13  石部

     夕兆
馬の息
ほのかに
白し
けさの霜

駅のはづれより、
三上山比良岳等
みゆる。

   尼智月
見やるさへ
旅人さむし
石部山

(解説)
 宿場の入口を描いています。入口に立つ長い棒が境界を示す傍示杭で、ここを棒鼻といいます。宿場の入口や出口に立っていたとは限りません。実際にここにありました。広重はスケッチしていたのかもしれません。左右から石垣が伸び、入口らしく、狭められています。ここを見付と呼んでいました。