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ルネ=プリムヴェーレ・レッソン(1794−1849年)
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ハチドリの自然誌
| 「ハチドリの自然誌(Histoire naturelle des oiseaux-mouches)」 パリ: Arthus Bertrand, [1829年?] (請求記号: 120Y@541@1) 18世紀から19世紀にかけてヨーロッパの博物誌を風靡した人気者の鳥類は、ハチドリとフウチョウであった。ハチドリは南米に生息する珍鳥で、体が小さく、体重も数グラム、毎秒数十回もの羽ばたきでハチのような羽音を発する。姿が可愛いので愛された。花の蜜を吸うことから虫と混同されることもある。レッソンの書物は19世紀に刊行されたこの鳥に関する図鑑の代表的なものの一つである。 昔から彩り鮮やかな鳥は画家の目を魅惑したが、17世紀に入ると、それまでの大航海や探検の成果の一つとして、熱帯地方、アメリカ、西インド諸島などの珍しい異国の鳥に対する関心が高まり、多くの鳥類図鑑が刊行されはじめた。飼育場や動物園が創設されるようになり、鳥類研究が進むに連れ、生きた珍鳥に触れる機会も増えた。銅版画技術の長足の進歩で羽毛の精密な描写が可能になったことも大きい。フランスにおいては、以下にお目にかけるレッソンの書物が一世を風靡する人気の鳥類図譜であった。 レッソン(René-Primevère Lesson, 1794-1849年)は1794年にフランスのロシュフォ−ル生まれた。幼年時代から博物学に才能を示し、早くも土地の樹木や植物を収集していた。15歳でロシュフォ−ルの海軍医学校に入学、いくつもの遠征に参加した。ついでデュペレ指揮下のコキ−ユ号に船医として乗組み、世界を周航、ペル−、チリ、マルイ−ヌ諸島などで得難い資料を集める。 世界周航の旅を終えたレッソンはレジオン・ドヌ−ル勲章を貰い、コキ−ユ号航海記の刊行に協力。1830年の7月革命でしばらくロシュフォ−ルに避難するが、晩年はさらに大きな栄誉に包まれた生活を送った。 |
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